EADとは、Employment Authorization Documentの略です。
合法的に労働が許可されていることを証明する書類です。
正規には「Form I-765」といいます。
一部の非移民ビザを持っている人が、特定の条件下で取得できます。
EAD自体はアメリカ滞在ステータスを認めるものではありません。
EADに関する最新の情報は米国市民権移民局(USCIS)をのサイトご確認ください。
それでは見ていきましょう!
EADの対象者
代表的なEAD申請対象者は下記のものがありますが、ビザの種類は多いので、全てではありません。
F1ビザ保持者
OPT (Optional Practical Training) を申請する留学生
OPT期間を24ヶ月延長申請するSTEMの留学生
キャンパス外の国際機構で働く留学生
経済的困難によりキャンパス外で働く留学生
J-2ビザ保持者
1ビザ保持者の配偶者と子供
M-1ビザ保持者
専門学校終了後、実務トレーニングを希望する学生
K-1/K-3ビザ保持者
アメリカ人の婚約者・配偶者
申請手順
申請方法
必要書類を準備し、USCIS公式ウェブサイトから申請します。
申請方法には郵送とオンラインの申請があります。
書類の提出はビザのステータスやお住まいの地域によって変わります。こちらで確認しましょう。
必要書類を準備
- I-765のフォーム
- I-94フォーム
- パスポートやビザのコピー
- 証明写真(パスポートサイズの写真2枚)。
- 申請理由に応じた証明書(例:I-20(F-1 OPTの場合)、DS-2019(J-2の場合)、永住権申請書類のコピーなど)
申請理由・状況によって必要となる書類も変わってくるので注意しましょう。
例えば、J-2ビザの場合、DS2019、婚姻証明書、申請理由を記入した書類なども必要になります。
婚姻証明書は在米日本領事館で取得できますが、発行3か月以内の戸籍謄本も必要なので、書類は早めに準備しましょう!
申請料
書類申請:520ドル
オンライン申請:470ドル
こちらを参照してください。
受け取りまでの期間
通常、2~6か月程度。
補足
2024年12月現在で、EAD更新申請者が利用できる雇用許可および雇用許可書類の自動延長期間を最長180日から最長540日に延長する規則が発表されました。
この規則により、EADの更新申請者は、雇用許可やEADの有効期限が処理に時間がかかるために失効することを防ぐことができますね。
まとめ
EADについて説明しました。
EADの状況は変化していくので、最新のUSCISの情報を確認しましょう。
ビザのステータスなどにより必要な書類や書類の提出先は変わってくるので、ホームページを十分に確認しましょう!
困ったら弁護士に相談するのもひとつの手かもしれないですね。
以上です!EADを手に入れてキャリアを広げて下さいね!