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アメリカのホテル選びでもう迷わない!ホテルグループの特徴とグレード別ランキングを徹底解説!

アメリカのホテルを予約するにあたり、
「このホテルは名前が似ているけど、どう違うのかな?」
「このホテルは安全かな、別のホテルと比べてサービスはどうなのかな?」
「長期滞在するにはどのホテルがいいのかな?」

と思った経験はありませんか?

アメリカにはたくさんのホテルブランドがあり、その中でもいくつかのグレードがあり、サービスなども大きく変わります。
またホテルグループによってもポイントプラグラムが違ったりなど、分かりにくい点も多数あります。

今回の記事では、アメリカのホテルグループについておおまかに解説するとともに、ホテルグレード別ランキングについて提示し、今後のアメリカのホテル選びにおいて参考になる情報をお伝えします!

アメリカのホテルグループ

アメリカには下記のように多くのホテルグループがあります。

  • マリオット(Marriott International)
  • ヒルトン(Hilton Hotels & Resorts)
  • ハイアット(Hyatt Hotels)
  • インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)
  • ウィンダム・ホテルズ(Wyndham Hotels & Resorts)
  • チョイス・ホテルズ(Choice Hotels)
  • ベストウエスタン(Best Western)

マリオット・ヒルトン・ハイアットなどは日本でも有名で、みなさんも名前を聞いたことがあると思いますが、他にもいくつか有名なホテルグループがあります。
ここではアメリカの主なホテル会社とその系列ホテルをご紹介します。
各グループでポイントプログラムが違い、同じホテルグループを利用して各ポイントを貯め、無料宿泊などに利用できるので、是非参考にして下さい。

マリオット

世界最大のホテルチェーングループです。
価格帯としては
高価格帯:リッツカールトン、JWマリオット、セントレジスがあります。
中価格帯:マリオット、シェラトン、ウェスティン、ルネッサンス
低価格帯:コートヤード、フェアフィールド、スプリングヒルスイーツ
などが挙げられます。
とにかく選択肢が多く、低価格帯含めて世界中どこに行っても質の高い、安心できるグループです。
中価格帯以下では無料の朝食が提供されるところもあり、朝食クオリティが高いのも特徴です。
アメリカのマリオットのクレジットカードは、時期によって入会特典が違いますが、無料宿泊3-5泊ついてくるので、オススメのカードのひとつです。

出典:筆者撮影(暮らすアメリカ、旅するアメリカ)

私の大好きなラスベガスのベラージオホテルもマリオット系列のホテルです!

ヒルトン

アメリカを代表する老舗のホテルブランドです。
高価格帯:ウォルドルフ・アストリア、コンラッド
中価格帯:ヒルトン、ダブルツリー
低価格帯:ヒルトン・ガーデンイン、ハンプトンイン、トゥルー By Hilton
高級感とビジネス利便性のバランスが良く、ロイヤリティプログラム(Hilton Honors)はアメリカで特に人気です。
クレジットカードの提携も強く、無料宿泊や無料朝食特典を得やすいのも特徴です。

ウォルドルフ・アストリア:筆者撮影(暮らすアメリカ、旅するアメリカ)

ウォルドルフ・アストリアは高級ブランドとして象徴的で、都会での宿泊をよりゴージャスにしてくれます。
個人的には、ヒルトン系列の朝食にハズレはない印象です。

ハイアット

マリオットやヒルトンに比べて規模は小さいですが、高級感とデザイン性に力を入れています。
高価格帯:パークハイアット、アンダーズ、グランドハイアット
中価格帯:ハイアットリージェンシー、ハイアットプレイス、ハイアットハウス

上級ブランド(パークハイアット、アンダーズ)は洗練されたデザインで人気です。
中価格帯であっても、ハイアットプレイスは朝食付きで非常に評価が高いです。
クレジットカードもありますが、なかなかポイントを獲得しづらいのも特徴のひとつです。

出典:筆者撮影(暮らすアメリカ、旅するアメリカ)

ハイアットグループのホテルは、リゾート地にもたくさんあり、非常にクオリティが高いですね!

IHGグループ

イギリス系のグループですが、アメリカでも主要なチェーンホテルグループです。
高価格帯:インターコンチネンタル、キンプトン、リージェント
中価格帯:クラウンプラザホテル、ホリデイ・イン
低価格帯:ホリデイ・イン・エクスプレス、キャンドルウッドスイーツ
ポイントプログラムはIHG One Rewardsです。
ホリデイ・イン・エクスプレスはロードトリップに鉄板で無料朝食も安定していますが、ホテルによってクオリティにかなり差がある印象なので、評価点数や口コミなどをよく確認しましょう。
私は何度か失敗しました!

ウィンダム・ホテルズ

中~低価格帯が中心ですが、一部のホテルはリゾート地にもあります。
郊外や地方都市での存在感が強く、ロードトリップにも最適です。
ウィンダム、ラマダ、デイズイン、スーパー8、マイクロテルなどのブランドがあり、ポイントプログラムはWyndham Rewardsです。

チョイス・ホテルズ

エコノミー重視のホテルチェーンです。
アメリカの地方都市・高速道路沿いに圧倒的な数が存在します。
コンフォートイン、コンフォートスイーツ、クオリティイン、エコノロッジ、スリープインなどのブランドがあります。
こちらもロードトリップや地方都市でよく見かけるホテルですね!

ベストウェスタン

独立系ホテルをまとめたチェーンホテルで、地域ごとに特色があります。
規模は大きいですが、価格帯は中~低価格帯です。
同じベストウェスタンでも「スタンダード」「プラス」「プレミア」でランク分けされていて、選ぶ際に分かりやすいです。

以上をまとめると、
マリオット・ヒルトン・ハイアットは、大手でポイントプログラムも充実している。
IHGは高級価格帯もあるが、中価格帯が厚い。
ウィンダム・チョイス・ベストウェスタンは、低価格帯が中心で地方やロードトリップ向け。
という感じです。
では次に価格帯ごとのランキングをみていきましょう!

アメリカのクラス別ホテルランキング

これまで紹介した通り、アメリカには多くのホテルグループがあり、その中でも価格帯によっていくつかのブランドに分けられています。
今回はそれぞれの価格帯におけるランキングをみていきましょう。このランキングは私の意見ではなく、J.D Powerのホテルランキングを参考にしています。
ちなみにこのランキングはアメリカの経済雑誌「Forbes」にも引用されています。

J.D Powerのホテルランキングではグレードによってクラス分けされているので、それぞれのグレードでのランキングをみていきます。
これらのランキングは宿泊料金、サービス、形態、顧客満足度に基づいています。
点数は1000点満点で、上位5位まで紹介しています。
それでは見ていきましょう!

Luxuary Hotel

  1. The Ritz Carlton – 779
  2. Waldorf Astoria – 773
  3. The Luxury Collection – 757
  4. JW Marriott – 746
  5. Four Seasons – 740 (tie)

最高級ホテルで、施設・サービス・立地などが最高グレードで、いわゆる超一流ホテルです。
どの名前も聞いたことがある超有名ホテルばかりですね!
上記以外には、InterContinental Hotels & Resorts(740)、Loews Hotels(730)、Grand Hyatt(722)などがランクインしています!
人生で一度は泊まってみたいホテルですね!

Upper Upscale Hotels

  1. Omni Hotels & Resorts – 731
  2. Hard Rock Hotels – 727
  3. Margaritaville Hotels & Resorts – 716
  4. Le Méridien – 713
  5. Marriott – 711 (tie)

このグループも高級ホテルですが、最高級までは及ばない一流ホテル
厳選された設備、大きめで洗練されたホテルで、フルサービス(レストラン、フィットネス、会議施設など)を備えています。
上位のランキング以外には、Westin Hotels & Resorts(711)、Embassy Suites by Hilton(710)、Royal Sonesta(708)などもランクインしています。
Hyatt Regency、Canoby by Hilton、Kimpton、Sheratonなどは上位ですが10位以内にはランクインしていませんでした。

Upscale Hotels

  1. Drury Hotels – 738
  2. Best Western Premier – 713
  3. Cambria Hotels – 703
  4. Hilton Garden Inn – 701
  5. Delta Hotels – 699

こちらのグループは高級志向ですが、Upper Upscaleよりはやや控えめ
ビジネス客や観光客に人気のホテルで、このグレードであれば価格的にも旅行でも非常に泊まりやすいですね!
10位以内には、AC Hotels by Marriott (693)、Crowne Plaza(684)、Courtyard by Marriott(681)などもランクインしています。
Hyatt Place、SpringHill Suitesなどは20位以内にランクインしています。

Upscale Extended Stay Hotels

  1. Hyatt House – 705
  2. Staybridge Suites – 680
  3. Residence Inn – 679
  4. Segment Average – 679
  5. Homewood Suites by Hilton – 673

このグループはExtended Stay、つまり長期滞在向けかつ、Upscaleのグレードです。
広めの部屋で、簡易キッチン付きが多いのも特徴です。
Segment Averageというのは、このホテルグレードでの平均値になります。
このランクでみると、平均を超えているのは上位3位だけですね。

Upper Midscale Hotels

  1. Hampton by Hilton – 694
  2. Fairfield by Marriott – 678
  3. Holiday Inn Express – 667
  4. Best Western Plus – 665
  5. Holiday Inn – 653

中価格帯のやや上位のグループで、コスパ重視の家族旅行や出張向けです。
このランクから朝食込みや駐車場無料などのサービスがよくあるのも特徴です。
上記のランク以外には、Wyndham Garden(643)、Comfort Suites(641)、Comfort Inn (631)、La Quinta(625)などがランクインしています。

Upper Midscale and Midscale Extended Stay Hotels

  1. Home2 Suites by Hilton – 711
  2. Candlewood Suites – 673
  3. TownePlace Suites – 665
  4. Hawthorn Suites by Wyndham – 653
  5. MainStay Suites – 620

このグループはExtended Stay、つまり長期滞在向けかつ、Upscaleのグレードです。
広めの部屋で、簡易キッチン付きが多いのも特徴です。
上記のランク以外にはExtended Stay America(558)がランクインしています。

Ranked: Midscale Hotels

  1. Tru by Hilton – 723
  2. Wingate by Wyndham – 656
  3. Best Western – 646
  4. Sleep Inn – 616
  5. AmericInn – 608

このグループは中価格帯のミドルクラスで、サービスなども標準的です。
学生の宿泊やロードトリップの定番です。
このあたりランクから、ホテルによってはサービスが悪かったり、他の宿泊者のガラも悪いので十分に注意しましょう。
上記以外には、Ramada(589)、Quality Inn(583)、Baymont(575)がランクインしています。

Economy Hotels

  1. Microtel by Wyndham – 619
  2. Days Inn – 588 (tie)
  3. SureStay – 588 (tie)
  4. Howard Johnson – 584
  5. Americas Best Value Inn – 576

このグループはとにかく価格が安く、サービスは最低限のホテルグループです。
車移動のモーテルチェーンもこのグループに該当します。
上記以外には、Super 8(546)、Studio 6(540)などもランクインしています。

Ranked: Economy Extended Stay Hotels

  1. WoodSpring Suites – 600
  2. Extended Stay America Select Suites – 538
  3. InTown Suites – 512
  4. HomeTowne Studios by Red Roof – 492
  5. Suburban Studios – 467

このグループは長期滞在向けの格安ホテルグループです。
家具付きの部屋や、簡易なキッチンを備えています。

予約サイトの目安となる点数

ランキングはいかがでしたでしょうか?
ホテルのおおまかなランク付けはご理解いただけたかと思います。
ただしこれは全体的な評価であって「地域によって評価は若干異なる」ことがあります。
同じホテルグループ、同じ価格帯であるのに、ある都市では古くてサービスも悪い一方、別の都市では新しくて満足いくケースもあります。

アメリカの文化の基本的理解としては「安かろう悪かろう」です。
つまり安いホテルは、「サービスや他の客のマナーなどが悪い」ことが多い、ということです。

 
イーゴ
ボクも安いホテルに泊まったことがあるけど、別の客に絡まれたり、マリファナの匂いがひどかったりした経験があるよ!

かといって、毎回高いホテルばかりには泊まれませんよね。
ここでホテル予約で参考にしてほしいのは、予約サイトの評価点数と口コミです。
口コミについては全部確認するのは難しいので、ここでは主要予約サイトの評価点数について触れます。

  • Expedia/Hotels.com:8点以上(Very Good以上)
  • Booking.com:8点以上(Expediaで8.3~8.5に相当-Expediaより点数が低くつきやすい)
  • Tripadvisor:4点以上(Expediaで7.8~8.2に相当)

個人的な経験を踏まえると、アメリカのホテル滞在で、ある程度の安全性・満足感を得るためには上記の点数は最低限必要と考えています。
特にアメリカを初めて旅行する方には強くオススメします。
Expediaで8.5点以上であれば、かなり満足できるホテル滞在になると思います!

まとめ

アメリカのホテルグループのおおまかな解説と、ホテルグレード別のランキングについて解説しました。

アメリカでホテルを選ぶ際にはぜひこれらのランキングに加えて、ホテルの予約サイトも是非参考にして予約して下さい!

ホテルのポイントプラグラムやカードについてはまた別の記事で紹介します!

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