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ワシントンDCを観光する ~博物館・美術館編~

ワシントンDCの観光には、ホワイトハウスやワシントンモニュメントも良いですが、DCには多くの博物館や美術館があり、見どころは満載です。
しかも何といってもその多くは入場無料です!

ワシントンDC観光を「建造物」と「博物館・美術館」という2つのテーマに分け、今回は博物館・美術館について、見どころやマメ知識などを解説していきます。

地図

今回ピックアップした博物館・美術館は

  • 国立自然史博物館 (National Museum of Natural History)
  • 国立航空宇宙博物館 (National Air and Space Museum)
  • アメリカ歴史博物館 (National Museum of American History)
  • 国立美術館(National Gallery of Art)
  • アメリカ合衆国ホロコースト記念博物館(United States Holocaust Memorial Museum)

です。
位置関係はこんな感じになっています。
いずれもかなり近くにあるので、同じ日に一緒に回りやすいですね!

スミソニアン協会とは
スミソニアン協会は、世界最大の博物館・研究機関です。
その施設の多くがナショナルモール周辺に位置しており、徒歩で回ることができます。
スミソニアン協会の博物館や動物園は全て入場無料です!

国立自然史博物館 (National Museum of Natural History)

ナショナル・モール沿いに位置する、スミソニアン博物館群の一つです。
開館時間は午前10時から午後5時30分で、特別な祝日を除き年中無休で運営されています。
予約は不要で、入場は無料です。

館内には植物、動物、化石、鉱石、岩石、隕石の標本や文化工芸品など、様々なコレクションがあります。
正面の入り口を入ると、巨大なアフリカゾウのはくせいが出迎えてくれます!写真映えするスポットですね!
恐竜ホールは巨大な恐竜の化石がいくつも展示されており、映画「ナイトミュージアム2」の舞台にもなっています。


その他にも、たくさんの動物のはくせいなどが展示されており、飽きることなく館内を見学することができます。
中でも特に有名なのが、45.52カラットのホープダイヤモンドですね!

国立航空宇宙博物館 (National Air and Space Museum)

国立航空宇宙博物館は、世界でも最も人気のある博物館の一つで、航空機や宇宙船に関連したコレクションを展示しています。
建物自体は日系アメリカ人建築家のギョウ・オバタによってデザインされ、DCにおいて最も重要な近代建築物として評価されています。

開館時間は午前10時から午後5時30分で、特別な祝日を除き年中無休で運営されています。
入場は無料ですが、予約は必要なので注意が必要です。
下記URLから予約できるので参考にして下さい。

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館内には、ライト兄弟が最初に運転した動力飛行機・ライトフライヤー号アプロ11号司令船月の石などが展示されています。

ライトフライヤー号の展示

飛行機の展示だけでなく、宇宙についての展示もあるので、飛行機の歴史に加えて、宇宙についての知識も身につけることができます!
子供も視覚的に楽しむことができ、一部体験するところもあるので、飽きずに回れます。

最後に、この飛行機は何の飛行機でしょう?

アメリカ歴史博物館 (National Museum of American History)

アメリカ歴史博物館は、スミソニアン協会によって運営されるスミソニアン博物館群の一つです。
名前の通り、アメリカ合衆国の歴史や文化に関連した展示が行われています。

1階には子供向けのLabがあり、無料で工作などをすることができます。

展示には、映画や音楽に関係する展示アフリカ系アメリカ人や大統領・ファーストレディに関する展示室があります。

そして、ひとつの展示の目玉は「The Prince of Freedom:American At War」、アメリカの戦争の歴史に関する展示です

ここではアメリカ視点での戦争が展示されています。
イギリスからの独立戦争に始まり、植民地拡大戦争、南北戦争、第二次世界大戦、冷戦・ベトナム戦争、9.11という切り口で展示されています。
私の故郷である広島の、原爆直後の写真も展示されていました。

この博物館の展示は多岐にわたりますが、アメリカの歴史の流れを感じることができますね!

国立美術館(National Gallery of Art)

国立美術館は、スミソニアンに関連した美術館ではありませんが、入場は無料です。
この美術館は、アンドリュー・メロンという人物が、駐イギリス大使としてロンドンに滞在中、ロンドンのナショナルギャラリーを参観し、母国アメリカにも同様の国立美術館を造りたいという夢から始まりました。
誰でも入れる美術館を目指し、開館から入場は無料です。

外観もですが、内部もかなり綺麗に管理されており、とても心地よく歩いて見学できます。

展示としては、ゴッホ、ゴーギャン、モネ、ダヴィンチなど、多くの有名画家の作品を鑑賞することができます。
日本ではこの規模の美術館を無料でみれることは、なかなかないですよね!

アメリカ合衆国ホロコースト記念博物館(United States Holocaust Memorial Museum)

ホロコーストとは、第二次世界大戦時における、ナチス政権と同盟国および協力者による約600万人のユダヤ人の組織的な迫害および殺戮を意味します。
ホロコーストとは、「焼かれたいけにえ」という意味のギリシャ語を語源とする言葉です。
ホロコースト博物館は、ホロコーストの歴史と教訓を伝えるために設立された博物館です。

💡マメ知識💡
なぜホロコーストが起きたのか?
ヨーロッパでは、宗教上の問題などにより、中世から反ユダヤ的な偏見や迫害が存在し、ユダヤ人はしばしば差別されていました。
19世紀になると、民族主義とともに「科学的人種主義」が広まり、ユダヤ人を「劣等な人種」と見なす風潮が生まれた。
さらにドイツは第一次世界大戦に敗北し、1919年のヴェルサイユ条約で多額の賠償金を課された
これにより経済が疲弊し、国民の間に不満が高まる中、ユダヤ人がスケープゴート(責任転嫁の対象)とされたのです。
1933年にアドルフ・ヒトラー率いるナチス党が政権を握ると、反ユダヤ主義が国家政策として推進された。
このホロコーストは1933年から終戦の1945年まで続きます。

チケットは無料ですが、手数料が1ドルかかります。
入場前にチケットは購入しておく必要があります(下記参照)。

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館内では、ホロコーストの歴史を時系列で学べ、差別や迫害を学べる体験型展示もあります。
入場時にホロコースト犠牲者または生存者のIDカードを受け取り、その人の人生をたどる体験もできます。

ホロコーストは、国家による差別・プロパガンダ・軍事行動が結びつき、前例のない規模のジェノサイドへと発展した例として、現在も歴史的教訓とされています。
ぜひこの機会に美術館へ足を運び、ホロコーストについて学んではいかがでしょうか!

その他

ワシントンDCにはその他にも多くの美術館・博物館があります。

  • アメリカ国立法執行博物館
  • スミソニアン美術館
  • ハーシュホーン博物館
  • 国立アメリカ・インディアン博物館
  • 国立近現代建築資料館
  • 国立郵便博物館
  • 国立建築博物館
  • 国立アフリカ系アメリカ人歴史文化博物館
  • 国際スパイ博物館
  • 聖書博物館

博物館・美術館ではありませんが、スミソニアン協会の運営するスミソニアン動物園も無料で入場できます。
ただし、ワシントンモールからは離れていて、メトロまたはバスでのアクセスになります!

まとめ

ワシントンDCの美術館・博物館について、5つに絞って解説しました。
この5つだけでも回るのに結構時間がかかりそうですね。
その他にも多くの美術館・博物館があるので、しっかりと計画を練って、効率的に回ってみて下さい!
ワシントンDCに来たからには、ぜひ入場無料の美術館・博物館を体験してくださいね!

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