アメリカで生活を始めるにあたり、携帯電話の契約は重要なステップです。
ここでは、渡米前に準備しておくこと、契約方法やプランなどの違いなど解説します。
では見ていきましょう!
渡米する前に考えておくこと
アメリカに渡る前に考えておいた方が良いのは、今の携帯の契約を解約せずにそのまま使うか、新たに契約するかどうかです。
新たに契約する場合、SIMロックを解除しておく必要があります。
解除できない場合は店舗に相談しましょう。
ただし、SIMロック解除の義務化がされる前に発売されたスマホや周波数が対応していないスマホなど、一部の携帯はアメリカで使用できないので注意しましょう。
iPhoneはほとんど使用可能です。
電話番号やメールアドレスは月額数百円程度でそのまま残すこともできます。
解約する場合、渡米直後に携帯を使用するために、SIMカードを予め準備しておきましょう。
このSIMカードは、渡米前に日本の携帯電話会社と早めに契約して準備しておく方法と、Amazonなどで短期SIMを準備しておく方法と2通りあります。
私の場合は短期SIMを使用しました。
日本の携帯会社と解約し、電話番号がなくなった場合にも注意しなければならないのがLINEの電話番号の登録解除・メールアドレス認証への変更です。
通常、解約された電話番号は数か月で別の人に割り当てられます。
解約したあともLINEの電話番号をそのままにしてしまうと、割り当てられた人がLINEを開始した時点で自分のアカウントは消えてしまいます。
アメリカでの携帯電話の特徴
アメリカの電話番号は2から始まるものや、6か始まるものなど様々です。
日本の場合、電話番号から携帯電話か固定電話かを判断できますが、アメリカでは電話番号から携帯電話か固定電話かは判断できません。
アメリカではテキストの送受信、発信からの通話だけでなく、受信も通話料がかかる可能性があるので注意しましょう。
仕事関係はメールでのやり取りがほとんどかもしれませんが、身近な人とはテキストで連絡とることがほとんどです。
日本人とのやり取りにはもちろんLINEは使えますけどね!
携帯電話の契約方法
アメリカで携帯電話を契約する方法として、2通りあります。
日本の会社と契約する方法とアメリカの会社と契約する方法です。
順番に見てきましょう!
日本の携帯電話会社と契約する方法
現在の日本の携帯電話会社と解約しない場合
日本の主な携帯会社(ドコモ、au、ソフトバンクなど)との契約を続けたままで、国際ローミングプランを使用する方法です。
この場合、日本での解約は不要で、日本の電話番号をそのまま海外で使うことができます。
ただし、高額になったり、十分なパケット通信ができない、アメリカでの電話番号が手に入らないという問題もあります。
アメリカでの銀行口座の認証などには電話番号が必須ですし、他にもいろいろと不便なことが出てくると思うので、この方法は中長期には向きません。
現在の日本の携帯電話会社と解約して、新たにアメリカ国内の携帯電話サービスを提供する日本の会社と契約する場合
最近ではアメスマやハナセルなど、アメリカ国内の携帯電話サービスを提供する日本の会社があります。
いずれもアメリカのT mobileやAT&Tなどの回線を使用しています。
これらの会社と契約するメリットとして
- 日本でも契約できる
- SSNやクレジットヒストリ―が不要
- 月額料金が一定で、データ通信料などの条件がシンプル(契約条件にもよる)
- 日本語のサポートがある
- 解約やプラン変更に対して柔軟
があります。
デメリットとしては、料金が高いという点です。
十分なデータ通信料(10GB以上)を得るためには、アメスマで50ドル/月、ハナセルで79ドル/月の契約が必要になります。
アメリカの携帯電話会社と契約する方法
アメリカで携帯電話を契約する場合、事前に料金をチャージするプリペイドと利用した分を後払いするポストペイドがあります。
日本の携帯電話の支払いはポストペイドですね。
それぞれ見ていきましょう。
プリペイド契約
プリペイド契約のメリットとしては、
- 契約が簡単(SSNなどが不要)。
- 月額料金が固定されている。
- データ通信料によりプランや期間を選べる。
- インターネットやアプリなどで簡単に契約できる。
などのメリットがあります。
代表的なアメリカのプリペイドキャリアは下の通りです。
- Mint Mobile
- Tello
- Visible
- Cricket Wireless
- T-Moblie Prepaid
この中で安いのはMint MobileとTelloです。
どちらもT-Mobileの回線を使っています。
それぞれ解説しますね!
まずMintです。
ライアン・レイノルズがCMやっていますよね!
これが契約プランです。
契約期間により支払いが変わりますが、現在は12か月契約のUnlimitedがかなり安くなっています。
他のキャリアだと月額40ドル前後です。
契約も更新もアプリだけでできるため超簡単です!
SIMは通常のSIM(配送)とeSIMがありますが、これは携帯の種類によります。
eSIMの場合は契約直後から使用できます。
デメリットとしては、契約期間の制限がある、通信速度やエリアに制限がある、サポートが限定的、端末割引がない、などがあげられます。
もうひとつの安いプリペイドはTelloです。
Telloは通信料と無料通話時間をそれぞれ選択し、月額料金が決まります。
月額料金だけ見ると、同じ15GB(100分無料通話)の場合、3か月と12か月のMintの方が少し安くなります。
Telloのメリットとしては、毎月プランを変更可能、無料通話・通信データ容量を繰り越せる、日本への国際電話が無料、などがあります。
デメリットとしては、通信速度やエリアに制限がある、端末割引がない、などがあげられます。
それぞれのメリット・デメリットを考慮して、自分に適したものを選びましょう。
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ポストペイド契約
渡米直後はSSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)やクレジットヒストリーなどないため、すぐにポストペイド契約は難しいと思います。
ポストペイド契約は、携帯会社によってプランや料金が大きく異なります。
ただし、Wi-Fiなど他の契約を組み合わせたり、家族で複数台契約することで多くの特典を受けれる場合があります。
T mobileを例にとってみましょう。
契約は1台、Essentials Saver(一番安い)プランの場合
- 月額55ドル
- 無制限の通話とテキスト
- 50GBのデータ通信
と料金は高めでプリペイド契約と大差ありません。
契約台数は3台、Go5G Plusの場合
- 月額90ドル
- 2年ごとに携帯電話をアップグレード
- Apple TV+
- Netflix™ スタンダード(広告あり) ON US
- フライト中のテキストとWi-Fi、ストリーミング(利用可能な場合)
- カナダとメキシコで15GBの高速データ通信
- 50GBの高速通信データ
- 無制限の通話とテキスト
- 無制限のプレミアムデータ
とかなり特典がついてきます。
契約台数は3台必要ですが、2年ごとにアップグレードできるというのは面白いですね!
デメリットとしては料金が比較的高い、日本語サポートがない、解約するのに手間がかかる、などです。
ポストペイド携帯の場合、Wi-Fiを契約するか、家族で複数台契約するかなどによって受けれるメリットが異なりますので、それぞれの状況を考えて契約しましょう!
まとめ
アメリカでの携帯電話の契約について説明しました。
アメリカでの携帯電話の契約は日本とは少し異なるので、情報集めたうえで、渡米前に携帯電話の契約についてのある程度のプランを立てておきましょう!
SIMロックの解除、LINEの電話番号の解除・メールアドレス認証への変更を忘れずに!